心の旅のお作法

妙齢からの、己を知る道、心のお散歩(笑)

2017-01-01から1年間の記事一覧

陽性転移その後…先生、お気に入りのタオルケットと化す。

3〜4歳の頃、お気に入りのタオルケットがあった。厳密に言うとバスタオルだ。 赤ちゃんの頃からそれはいつも自分を包んでくれていたので、物心付いた頃には相当馴染んで、それはまるで自分の一部のようになっていた。 あたくしは、それを激しく愛した。 愛…

カウンセラーの自己開示について。

夏風邪引きました。39℃代の熱なんて久々だったなあ〜。2週間寝たきりでした。 この年齢になると「風邪だ」って言っても病院では信じてもらえず、「肺炎かも」「肝臓やられてるかも」と血液取られたり大変です。 5kg痩せたんですが、体力が落ちると自律神経…

「野の医者」とは何か?

調子は相変わらずスッキリしないけれども、難しくない本なら読み進められる。ありがたや。 『野の医者は笑う』東畑開人著 読了。 この本は、若き臨床心理士である著者が、沖縄を舞台に様々な「野の医者」の治療を受けまくり、それらの体験を心理学やらその他…

怖いものにではなく、怖がっている自分に焦点を当てて。

前回、スマホにて偶然にかつてのストーカーの名前を見てしまい、具合が悪くなった件をカウンセラーの先生に報告した。 布のテーブルクロスにワインをこぼしちゃった時のように、怒りと怖さがドンドン心の中を汚染していく 感覚を、必死に箱に入れて見ないよ…

ちくしょう! 思考停止。

調子悪くなって、文章がまとめられなくなっちゃいました。 リハビリのつもりで始めたブログなので、結構、頑張ってみたのですがダメ。 書きたいことはたくさんあって、出だしはいいのだけど、こんがらがって、まとめられない。 ここ数日で、パソコンの中は書…

トラウマ経験者、ヨガへの偏見を克服する。

ヨガがストレスの軽減に良いらしい、ということは知識的には知っている。 ヨガで鬱を解消して、今は嘘のように元気だよ〜!というブログとかも読んだことがある。 だがしかし、これまでの経験から不幸なことに、あたくしはヨガにむちゃくちゃ偏見を持ってる…

カウンセング講座を受けながら「あたしはカウンセリングとは無縁」と言い切る人の弱点。

「自分自身はカウンセリング受けようなんて考えないよ?」 一緒に講座でカウンセリングを学んでいる人がこう言った。 「だって悩み事は自分で解決できるもの」だとか。 そうだね。カウンセリングを学ぼうとする人は2種類いると思う。 自分もカウンセリング…

「カウンセリングを学んだら辛くなった」という人。

カウンセリングの勉強仲間が「カウンセリングを学んだら余計に辛くなった」と、こぼしていた。 何で? と聞いてみたら、 「職場や身の回りに困った人がいると、すぐに分かるようになった」と言う。 そういうのは、身に覚えがある。 自分も、ストーカーに遭っ…

自分に優しい他人と、自分に厳しい自分と。

ここのところいろいろあってその存在を忘れていた、胸痛と筋肉のこわばりが戻ってきました。 何かに集中しているときは、胸痛も筋肉のこわばりも全く感じないんだけどな。 少しでも、ゆっくりノンビリしようとすると、それは「待ってました」とばかりに戻っ…

カウンセラーの逆転移について理解を深める本。

逆転移とは、クライエントがカウンセラーに対してではなく、「逆」にカウンセラーがクライエントに対してある種の感情を抱くことです。そして、“ある種の感情”というのは転移の現象同様、親や配偶者など身近な人と感じている気持ちの投影であることが多いで…

30年経って「友達じゃなかったかも」と気付いた件。

嫌いな友達がいる。嫌いなんだから友達じゃあないと思う。では、元友達ということか? 彼女とは、大学時代に知り合って30年以上、付かず離れずのお付き合いが続いてきた。それなりに縁があったのだろう。 マメな子で、向こうからコンサートや各種イベントな…

カウンセリングを技芸(アート)と考える。

カウンセリング入門の本で、とてもユニークで面白くてオススメのがあります。 『技芸(アート)としてのカウンセリング入門』杉原保史著 ありがたいことに心理学の専門書や教科書ではなく、一般書として書かれた本です。よって、小難しい理論、専門用語は皆…

傾聴講座で「肝心な話が後回し」と思った件。

カウンセリングを学ぶ前に、「傾聴講座」を受けたことがある。一般市民向けのボランティア講座なので、傾聴の対象者はいずれも高齢者を想定していた。最初の講座では何か腑に落ちず、その後、同様の傾聴講座をもう一つ受けた。 あたくしが傾聴講座を受けたき…

ペトリコール。

乾いた大地に雨が染み込む時に発する、土が蒸れた時のような匂いのことを“ペトリコール”(英語で Petrichor)と言うらしいです。誰もが知っているけど、何と呼んだらいいのか分からないようなものにも、ちゃんと誰かが名前を付けてくれているんだなぁ。名前…

カウンセラーに観てもらいたい映画。

大きなお世話かもしれないけれど、カウンセラーの肩書きでお仕事する人に観ておいてもらいたい映画が2本ある。 『普通の人々』と『グッド・ウィル・ハンティング』。どちらも単純に映画として上質で面白く、しかもカウンセリングをテーマとしている。 もち…

その気持ちは海に置いてきました。

今、約2年振りくらいに実家に滞在している。 以前 『あの日、助けてくれなかった親。』 に書いた通り、あたくしには、ストーカー被害に遭った時に生じた、親に対するわだかまりの気持ちが存在する。 だから、そのことを考えると若干、帰省は気が重かった。…

20歳も年下の女の子に「愛している」と言った話。

遠くに住んでいる友達から久々にメールが来た。「急遽、手術をすることになった」という内容だった。 以前、思うところあり、2年ほど専門学校に通ったことがある。彼女はそこで出会った。 その子は当時20代前半だったのだけど、小ちゃくって中学生にしか見…

天才型な気功の先生に欠けていたもの。

不安障害のせいか常に緊張のために身体はカチカチで、時々マッサージに行っている。 すると馴染みのマッサージ師から「膝のお皿が歪んでいる」と言われる。 気功の立ち方で、バレリーナの基本の立ち方「第3ポジション」みたいなのがある。かかとをちょっと重…

「敏感すぎる人」がいる。

「敏感すぎる人」のことをHSP(Highly Sensitive Person)と呼ぶらしい。 あたくしには、全般性不安神経症という病名がついているので、現在のパニック症状や鬱状態 神経質や心配性は、病気から来るものだと認識している。 それでも、何か参考になるんじゃな…

「もっと話を聞いて欲しい」というサイン。

カウンセリングの勉強では、クライエントのこんな反応は「もっと話を聞いて欲しい」っていう意味ですよ、っていう例を教わったりする。 当然、カウンセラーなら、こういうサインを素早く察知してクライエントの気持ちを受け止めなくてはいけないのですけど(…

恫喝がダメ、本当にダメ。

ココロの安全地帯を構築中です 具合が悪いらしい。夜中に夢を見て起きちゃったよ。 モヤモヤとした雲の中から、現在お世話になってるカウンセラーの顔が浮かんできて、次第に鮮明になる。 「あ〜この顔、この顔だわ!」とホッとするという夢。 トラウマ治療…

「ありがとう」と言われ動揺した話。

ここでこれが出るか!と思った瞬間 とにかく、予想外の場面で予想外の反応があると、あたくしは激しく動揺してしまう。 その日、カウンセリングはまだ2回目だった。 まだ本格的にトラウマ治療には入らないで、その前に、頑丈で安全なエリアを自分の中に作る…

脳の汁とか電気的な瞬きとか。

晴れたり曇ったりのココロはいかに生まれるのか? ここ数年の読書傾向は、これまでの心理学系に加えて脳科学系の本が多くなった。多分、自身の病気を様々な角度で見たい、知りたいという心の現れだと思うのだけど、そうして出会った本の中で『フューチャー・…

カウンセリングで陽性転移を体験したよ。

カウンセリングの場でよく起こる陽性転移とは… 陽性転移とは、カウンセラーとクライエントの関係において、クライエントがかつて親などに向けていた感情を、カウンセラー(あるいは医師)との関係において再現するもののうち、プラスの感情を伴うものです。…

あの日、助けてくれなかった親。

以前、あたくしがストーカー被害に遭った時の話は、「パニック症状を繰り返してしまうワケ。」 にある通りで、最近、やっと当時のことを思い出したりできるようになりました。 その方がトラウマ治療には良いのでしょうけど、一方で、できるだけ思い出したく…

3人目のカウンセラーにトラウマ治療をゆだねる。

またしてもカウンセリングにチャレンジの理由 現在、性懲りもなく3人目のカウンセラーにお世話になってます…。 もう、カウンセリングなんか効かない! お金と時間の無駄! …と懲りたはずなんですが…自身でカウンセリングの勉強をしているうちに、 「いや、…

頑張っているのに変わらない。何もしなくても変わる。

2〜3年位前になるのかな? 一時期、パニック症状や鬱を自力で解決しようと、かなり認知行動療法の本を読み漁っていたことがあります。 最も近年のあたくしの診断名は「全般性不安障害 (GAD)」で、文字通り、全てが!何となくモヤっと怖いという状態。(似…

「わたしも◯◯を克服しました」というカウンセラー。

カウンセリングの勉強では、ロールプレイングが欠かせません。いろいろな方の価値観や悩み事に触れられるので、とっても貴重な機会なのですが、この間、クライアント役の方が偶然にも自分と共通の悩み(パニック症状)を持っている人でした。 練習といえども…

自分が分からない時はまず、心と身体感覚をつなげてみる。

不思議なことがありまして、昨日のブログに書いた本人から2ヶ月振りに連絡が来ました。何だか縁が繋がってゆけそうで、嬉しいです。 先日の喧嘩の話が再び出るかどうか分かりませんが、ふとした弾みにそんな流れになったなら、今度は友人にも分かりやすいよ…

怒りの原因を洞察してみる。

先日、久しぶり友人と喧嘩別れをする、という出来事があった。 相手の言ったことが私の逆鱗に触れ、言い返した何がが、相手の逆鱗に触れたらしい。 双方、「こりゃしまった」と怒りを引っ込めようとしたみたいだけど、何しろ逆鱗に触れてしまっているから、…