心の旅のお作法

妙齢からの、己を知る道、心のお散歩(笑)

2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

カウンセリングを技芸(アート)と考える。

カウンセリング入門の本で、とてもユニークで面白くてオススメのがあります。 『技芸(アート)としてのカウンセリング入門』杉原保史著 ありがたいことに心理学の専門書や教科書ではなく、一般書として書かれた本です。よって、小難しい理論、専門用語は皆…

傾聴講座で「肝心な話が後回し」と思った件。

カウンセリングを学ぶ前に、「傾聴講座」を受けたことがある。一般市民向けのボランティア講座なので、傾聴の対象者はいずれも高齢者を想定していた。最初の講座では何か腑に落ちず、その後、同様の傾聴講座をもう一つ受けた。 あたくしが傾聴講座を受けたき…

ペトリコール。

乾いた大地に雨が染み込む時に発する、土が蒸れた時のような匂いのことを“ペトリコール”(英語で Petrichor)と言うらしいです。誰もが知っているけど、何と呼んだらいいのか分からないようなものにも、ちゃんと誰かが名前を付けてくれているんだなぁ。名前…

カウンセラーに観てもらいたい映画。

大きなお世話かもしれないけれど、カウンセラーの肩書きでお仕事する人に観ておいてもらいたい映画が2本ある。 『普通の人々』と『グッド・ウィル・ハンティング』。どちらも単純に映画として上質で面白く、しかもカウンセリングをテーマとしている。 もち…

その気持ちは海に置いてきました。

今、約2年振りくらいに実家に滞在している。 以前 『あの日、助けてくれなかった親。』 に書いた通り、あたくしには、ストーカー被害に遭った時に生じた、親に対するわだかまりの気持ちが存在する。 だから、そのことを考えると若干、帰省は気が重かった。…

20歳も年下の女の子に「愛している」と言った話。

遠くに住んでいる友達から久々にメールが来た。「急遽、手術をすることになった」という内容だった。 以前、思うところあり、2年ほど専門学校に通ったことがある。彼女はそこで出会った。 その子は当時20代前半だったのだけど、小ちゃくって中学生にしか見…

天才型な気功の先生に欠けていたもの。

不安障害のせいか常に緊張のために身体はカチカチで、時々マッサージに行っている。 すると馴染みのマッサージ師から「膝のお皿が歪んでいる」と言われる。 気功の立ち方で、バレリーナの基本の立ち方「第3ポジション」みたいなのがある。かかとをちょっと重…

「敏感すぎる人」がいる。

「敏感すぎる人」のことをHSP(Highly Sensitive Person)と呼ぶらしい。 あたくしには、全般性不安神経症という病名がついているので、現在のパニック症状や鬱状態 神経質や心配性は、病気から来るものだと認識している。 それでも、何か参考になるんじゃな…

「もっと話を聞いて欲しい」というサイン。

カウンセリングの勉強では、クライエントのこんな反応は「もっと話を聞いて欲しい」っていう意味ですよ、っていう例を教わったりする。 当然、カウンセラーなら、こういうサインを素早く察知してクライエントの気持ちを受け止めなくてはいけないのですけど(…

恫喝がダメ、本当にダメ。

ココロの安全地帯を構築中です 具合が悪いらしい。夜中に夢を見て起きちゃったよ。 モヤモヤとした雲の中から、現在お世話になってるカウンセラーの顔が浮かんできて、次第に鮮明になる。 「あ〜この顔、この顔だわ!」とホッとするという夢。 トラウマ治療…

「ありがとう」と言われ動揺した話。

ここでこれが出るか!と思った瞬間 とにかく、予想外の場面で予想外の反応があると、あたくしは激しく動揺してしまう。 その日、カウンセリングはまだ2回目だった。 まだ本格的にトラウマ治療には入らないで、その前に、頑丈で安全なエリアを自分の中に作る…

脳の汁とか電気的な瞬きとか。

晴れたり曇ったりのココロはいかに生まれるのか? ここ数年の読書傾向は、これまでの心理学系に加えて脳科学系の本が多くなった。多分、自身の病気を様々な角度で見たい、知りたいという心の現れだと思うのだけど、そうして出会った本の中で『フューチャー・…