心の旅のお作法

妙齢からの、己を知る道、心のお散歩(笑)

天才型な気功の先生に欠けていたもの。

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不安障害のせいか常に緊張のために身体はカチカチで、時々マッサージに行っている。

すると馴染みのマッサージ師から「膝のお皿が歪んでいる」と言われる。

 
気功の立ち方で、バレリーナの基本の立ち方「第3ポジション」みたいなのがある。かかとをちょっと重ねて、出来うる限り180度に開いて立つ。かなり無理のある格好なのだが、これを40分間以上行うのが今のあたくしのミッションなのだ。
その気功の効果はさておき、やはり痛い痛いと思っていたら、身体に無理をさせているらしい。本末転倒だ。
 
マッサージ師も別流派の気功をしているそうで、「そのポーズをする時は、骨盤の位置をこうやって…」と楽に立っていられるコツを教えてくれた。
気功の先生からは「足に気を通しながらやれば、痛くならない!」と気功的な指導しか受けてなかったので、立ち方の工夫で痛くならないと知ってビックリした(笑)。
やはり、気合とか根性じゃなくて技術か…。
 
あたくしの気功の先生は超感性優位というか、天才型というか、細かな技術指導はしてくれない。はっきり言って「教えるのは上手くない」とも言える。その辺りを通りすがりのマッサージ師が教えてくれるのも変な感じだ。
 

でもあたくしの気功の先生はスゴイらしい

気功を始めたきっかけは「ストレスに強くなるため」と以前書いたような気がするが、その他にも「不思議なものが見れるかも」という好奇心があるし、当初は、病気がたちまち治ったらいいな、とかいう愚かな欲があった。
 
とはいえ、あたくし自身は才能があまりないらしく、2年以上気功を続けてもサッパリで、手が多少ピリピリするのがせいぜいだ。不思議な世界とも病気退散とも無縁で、つくづく凡人だと思う(風邪は引きにくくなりました)。
 
しかし、生徒さんの中にはとものすごく感受性が良い人がいて「先生の気はすごいよ!」と言う。
どんな風にすごいのかというと… 熟練した看護婦さんのする注射のように、優しく気を注入し、気付いたら終わっているそうだ。
気のパワーなんて、何だかドーンと来るものだと思い込んでいたから、その表現は少し意外だった。
別の表現だと「ものすごく物腰の柔らかな人が、ス〜っと自分の家に入ってきて、また静かにお邪魔するような感じ」と言っていた。
とにかく、ドーン! バーン! みたいなのは、先生の流派からすると、“雑”らしい。
 

あたくしが気功治療を体験した時のこと

これに興味を持ち、気功の先生から気功治療なるものを受けてみたことがある。
最初は問診的なことを行う。どこが悪いとか、治したいとか。その時の悩みとか…
 
当時のあたくしは、4回目のパニック症状再発の直後でかなり凹んでおり、軽く鬱状態だった。
「働く意味が分からない」
「昔は楽しくできたことが、今は何もかも辛い」
「かつての自分に戻りたい」
といったことを涙まじりに話したように記憶している。
 
ところが、それに対する先生(気功師)からのアドバイスに、思わず涙が引っ込んだ。
「温泉に1週間くらい行きユックリしたらどうでしょう」
「不動産投資でもして、働かなくても生きて行く道を模索したらどう?」
 
確かに、質問の答えとしてはアリかもしれないけど…めちゃくちゃ「普通」やん(笑)! 
 
いつも教室で話しているような、「宇宙のパワー」とか、老子の「道(タオ)」の話は全然ないの? あれ〜〜〜? と思っているうちに、気を入れて(いるらしい)…で、お終い。
 
気の感覚が鈍い人は気を注入されても何も感じないそうだから、あたくしがその時に何も感じなかったとしても、それは先生の技量とは何の関係もないらしい(笑)。
 
非常にモヤっとした気持ちになり、以降、気功治療のリピーターになることはなかった。
 
今思えば…先生、傾聴が「いまひとつ」だったんだわ(笑)。
 

それでも先生は尊敬してます

しかし、あたくしは今でも懲りずに先生は本物の気功師だと思っている。
それどころか、ワザと話術を磨かず、あえてのお喋り下手を維持している、というのがあたくしのヨミだ(笑)。
 
なぜなら、先生にとっては自らの力を強力にするための修行が一番大事。
その時間を割いてまで、先生がセールストークなんぞを磨くとは思えない。それに先生の喋くりだけで満足感を覚えるような人が増えてしまうと、本当に先生の気のパワーの力を必要としている人が困るだろう。
 
凡庸な自称気功師こそ、技術不足をカバーするために、喋くり上手を目指し、「人を操る心理学」なんぞを勉強し、陽性転移を起こさせようとするに違いない(笑)。
 
 
…そんなことばかり考えているから、あたくしはいつまで経っても気功の上達がおぼつかないのだ。
しかも気功療法よりカウンセリングの方が気が楽になるくらいだから、多分あたくしはそういう人なんだろう。
 
そういえば、熟練したカウンセラーも、そっと心の中に入ってきて、静かに出て行く感じがするな。気功もカウンセリングも、同じなんだな。
  
気功革命―癒す力を呼び覚ます

気功革命―癒す力を呼び覚ます

 
※何か気功の本を紹介しようと思ったけど、気功は水泳などと同様、本で学べる技術ではないのもあり、ほとんどマトモなものがない。ありがちなのは、一冊まるごと「末期ガンを治しました」的な気功の先生の自慢話だったりする本(笑)。その中で、取材して書かれたこの本は割とマシかな?