心の旅のお作法

妙齢からの、己を知る道、心のお散歩(笑)

自己洞察

笑っちゃうほど、変わらない。

みなさま、健やかにお暮らしですか? あたくしもなんとか「こっち側」で暮らせてる。ありがたや。 この一年近くの間、困り果てて、夏の終わり頃、一度だけ愛する心の師匠、カウンセラーに再び会いにいった。 どんな気持ちになるのだろう? 正直言うと、自分…

「夜逃げ」ってしたことある?

皆様、世の中はバタバタしてますが、健やかさと共に暮らせてますか? お久しぶりです。あたくしは生きてます。 この場を何度も借り、あれほど捏ねくり回してた逆転移の対象は…今、あたくしの目の前から無事に去り、どうやら元気に暮らしているらしい。そうし…

カウンセラーに秘密を持つ。

あっと言う間の1ヶ月でした。 1ヶ月前までは、自分のことばかり考えていた。 「逆転移の彼」との別れが避けられないなら、その先、どうしよう? とか、 底なしの寂しさを紛らわせるために、あれしようこれしよう、とか。 ところが、世の中がこんな風になっ…

「寂しさ」に向き合ってます。

ご無沙汰でございます。 やはり、昨年末より溜め込んだ疲労は、ジワジワとあたくしの神経を少しずつ削り取り、なす術もなく、あたくしは少しずつ弱っていった。 少し前から不眠を訴えて、一番軽い導眠剤を服薬していたのだけど、それでは間に合わなくなって…

その湖を愛するなら。

人というものは、その人が会う人の数だけ、違う顔を持っていると思う。 もちろん、一人の時の顔もあり、それはその人にしか分からない。 一人の時の顔なんて、その人が自分を客観視することができれば、の話だけれども。 あたくしは、今年、たくさんの愚かな…

嫉妬と種明かし。

あたくし的には「怒り」よりも良くない感情は、「嫉妬」だと思っている。 怒りはまだいい。使い道のある感情だと思う。 しかし、「嫉妬」はどうなんだろう? あれをまともな方向に向ける術を、あたくしは未だに知らない。 とはいえ、この年齢になると、嫉妬…

ひとさらい。

ある日、夫から「人間のクズ」と言われた。 「自分の奥さんつかまえて、“クズ”呼ばわりかよ?」 あたくしは瞬間的に煮え繰り返った。 その日の夕飯は台無しになった。 考えたこともなかったのだけど、 いや、実は薄々気が付いていたのだけれど、 今の職場に…

美しい絵。

あまりにも仕事に入れ込みすぎて、ついに夫様のお叱りを受けてしまった。 「帰ってくるなり、仕事の話ばかり」と。 はい、その通り、ごめんなさい。 「聞いてあげたいけれど、もう冷静に聞けないよ」 夫様は本当に努力して、ギリギリまで共感をする努力をし…

永遠。

ある時、相談者と話しているうちに、話は脱線し、ずうっと未来のことになった。 科学が進歩すると、病気なんか全部治ってしまうし、老いることもなくなるのだと。 それどころか、死すらなくせるんだと。 永遠の命を選ぶことも可能になるんだと。 夢の未来は…

嘘つき。

皆様、ご無沙汰です。 何とか夏を乗り越えることが出来てホッとしました。 今年の夏は、あたくしにとって分厚くて充実した夏でした。 一生忘れないでしょう。 さて、 先日、あたくしの愛しき相談者が、面談で「家族喧嘩」の話題を聞かせてくれた。 話題は喧…

あなたが忘れても、あたくしは忘れない。

ここんとこ、ずっとこの場に綴ってきたあたくしの大切な相談者なんですが…。 突然、別れを切り出されました。 そう、相談の終結願いの申し出です。 それを聞いた途端、あたくしの頭は、真っ白! 多分、相手から見ても一目瞭然でそう見えたでしょう。 彼は、…

この先のあなたが楽しみ。

すでに2年くらい前のことになる。現在の先生のカウンセリングを始めて半年くらいの時、心の中の悲しみや自分への不甲斐なさを吐き出して泣きベソ顔の自分に、先生は穏やかな笑顔でこう言った。「この先のあなたが楽しみだなぁ〜」その時の自分は、涙なんか…

何もしていない。

逆転移の相手との相談はまだ継続中! だ。 今回のあたくしの逆転移は、カウンセラーの先生への陽性転移の気持ちと違って、至極、目まぐるしく変わる。 先生へ対しては感じなかった気持ちの全てが出てきている…という風にさえ思う。 嫉妬心、打ち負かしたい気…

We're All Alone.

今日のカウンセリングも懺悔タイムだ。 「要するに、どうしようもない寂しさを抱えているんです」とあたくしは言う。 今日の先生は笑わない。 だいたい、ちょっと前まで「先生が好きでしょうがない!」と言っていたあたくしが、今度は「相談者に夢中です!」…

恋に似て辛い。

思うにあたくしは恋愛体質なのかも知れない。 前回に引き続き、今も相談者への逆転移的な特別な気持ちは続いているのだ。 あたくしがカウンセラーに対して抱いた陽性転移の気持ちは、「迷子が親を見つけた時の思わず泣けてくる安堵感」だったので、ある意味…

スイッチが入っちゃいました。

今回は、前回の話題の続き。 カウンセリングで、あたくしは昨年末の事の顛末…つまり恫喝を食らって凹んだ一件…をお伝えしたのだが、先生は、その長々とした話を聞いた後に、静かに言った。 「…それは、災難だったね」 いや、いや、いや、それでですね、今、…

サバイブ。

あたくしは、極限状態に興味がある。 極限状態に人間の精神はどうなるのか? 自分の興味はそこにある。 サバイバルに関するを何冊も読んだ。 正月に実家に帰ると、雪の降りしきる夜に必ず読むのが 『八甲田山死の彷徨』新田 次郎 著。 人に「元気になるよ」…

うらみつらみの薄れる頃。

ちょっと前、夫が入院したのだ。しきりに「調子悪い」と言う夫にウンザリしていたあたくしは、怒りを込めて強く検査を勧めたのだった。病院に行った結果は、即日検査入院。 「だから今日は泊まりになるからさ」その報告を電話で聞きながらあたくしを思ったこ…

過去の過ちについて語る。

ストレス解消の為にバランスボールを買った。 これにあお向けに乗っかって、海老反りになるのがお気に入りのポーズ。 ああ今、すごくダラシのない格好で心ゆくまでダラダラしているなぁ〜と思えるとリラックスできてる感じがする。 そんなこんなで、またカウ…

真っ白になる。

失敗して怒られて、頭の中が真っ白になってしまったのだ。 現在の職場では研修期間中の新人には教育係の方がついて指導をしてくれることになっている。 それはありがたいことなのだが、奇しくも、ぶっちゃけ「この人だけからは教わりたくたいなぁ」というよ…

先生は、もう何も言わない。

疲れ切っている。 仕事のせいとかではなく、単なる夏バテかもしれない。 それで、カウンセリングに行き着いても、自分は憔悴仕切っていて、言葉もなくガックリとうなだれる。 「ゆっくりと、話そう?」とカウンセラーの先生が言う。 そうして、先だってのク…

幻の先生と出社。

早いもので、働き始めて1ヶ月が経過いたしました。 緊張が解けたのか、月末の金曜日の夕方あたりからにわかに背筋がゾクゾクし始めた。 この感覚は体温計で測らなくても解るぞ、38度越え、だ! 震えながら家に帰り、30度を超える部屋の中でセーターを着込み…

ボルダリング。

ボルダリングを始めたのだ。 あの、壁に取り付けられた色とりどりのプラスチックの岩を登っていくやつね。 ずっと前からやってみたかったんだけど、なかなかその機会がなかった。 でも、ずっと願い続けていれば、風が向いてくるものなんだな。 ボルダリング…

先生はいつ気付いたんだろう?

あたくしがカウンセリングを受けるにあたって執着したのは、10年前の事件の被害体験である。 自分は、その時間の体験を処理すれば、再び元気になって以前の“わたし”に戻れるのだと思い込んでいた。 ん〜そうじゃないな、と気付いたのは極く最近のことだ。 だ…

ありのままを、見たい。

今回のカウンセリングは、ちょっと前に帰省した時の出来事がテーマとなった。 手術後の足の回復具合が思わしくないと嘆く母の様子見に訪れたのだ。 母は、昨年の秋に手術した足の骨が、半年以上経ってもくっつかないと訴える。 確かに正月に会った時も両手の…

ぼくのやり方で自分を扱って!

自分の中の違和感は、胸痛、息苦しさ、動悸…といった予期不安という形を取る。 以前のあたくしは、これらを自分に何かを訴えるアラームくらいに思っていた。 しかも壊れているアラーム。 何でもないことで鳴り出すアラーム。 止め方の分からないアラーム。 …

先生、ヘルプミー!

カウンセラーの先生に助けを求めてしまった。 ゴールデンウィークを挟んでいるので、カウンセリングのスケジュールは変則的だった。 次のカウンセリングはまだ2週間も先。 いや、スケジュールを決めた時は、もちろん大丈夫だと思ったのだ。 最近のあたくし…

あたくしは、困った人。

カウンセリングの日。 あたくしは先日のハローワークでの一件をお話する。 犯罪被害者であることを告白したあたくしに、ちょっと無神経な発言をした相談員。 いつもなら当然出現したであろう、自尊感情が傷つけられた際の激しい怒りが全く出てこなかったこと…

ハローワークにて。

就職活動の一環でハローワークにも通っているのである。 今回は、相談員の所に履歴書を持参して、訪れた。 相談したいことはひとつ。 「ここで…」と、あたくしは履歴書の1点を指し示す。 「事件に遭い、体調を崩してからは、仕事が続かないのです」 現実は…

頭のネジが取れたようだ。

セーターを後ろ前で外出し、一日中、あるいは親切な人が指摘してくれるまで全く気付かない…とか、そういうところがあたくしには昔からある。 久々にやってしまった。 気がついたのは、地元の駅に着いて肌寒さからカーディガンの前ボタンを閉じようとした時……