心の旅のお作法

妙齢からの、己を知る道、心のお散歩(笑)

ココロの本紹介

側にいるだけで。

あたくしの、師匠であるカウンセラーの先生は、常々言う。「その人の側にいるだけでいいんだよ?」でもねぇ、相談者としてそれは難しい。相談者からただ側にいて欲しいと所望されることはほとんどない。あまりにも消極的でしょ?大抵は、明確な答え、的確な…

サバイブ。

あたくしは、極限状態に興味がある。 極限状態に人間の精神はどうなるのか? 自分の興味はそこにある。 サバイバルに関するを何冊も読んだ。 正月に実家に帰ると、雪の降りしきる夜に必ず読むのが 『八甲田山死の彷徨』新田 次郎 著。 人に「元気になるよ」…

「共感」に対しての答えは出ているらしい。

意味もなく疲れているのか、風邪でもないのに週末は身体が怠くて寝たり起きたりしてウダウダと過ごしてしまった。 そんな時はいくらでも眠れるのだけど、とてもリアルな夢を何本も見て怖くなる。 夢の中の世界の方が本当の世界のように思える恐怖心。 濃い紅…

自分の依存症的傾向を優しく考察する。

どうも自分には依存症の傾向がある。 若い頃は買い物や恋愛、それにお酒に耽溺することが多かった。 今でもお金が無尽蔵にあったら買いまくるだろうし、永遠の若さがあったら恋愛しまくって、体力があればお酒を飲みまくると思う。 でも、全てには終わりがあ…

催眠療法の前にも、まず傾聴、まず受容。

カウンセリングは安全な空間で行うこととはいえ心をいじくる行為なので、その後、何やら落ち着きがなくなったりする。 感受性が暴走して涙もろくなったり、昔のことを思い出したり、突然、何かに気が付いたり。 そうして、こんな風に自分の心が制御しにくく…

『他人がこわい』時、実際に恐れているのは何?

カウンセリングの日はいつも具合が悪くなるのですが、今回からその具合の悪さのタイプが変わりました。 何か特別なことをしたのかというとそうではなく、終わって気がついたらグッタリしていた始末。 具合は悪いのですが悪化したという感じではなく、何か時…

『医者の9割はうつを治せない』らしいですよ(笑)。

「うつビジネス」というジャンルがあると思う。 うつの人ターゲットの代替医療、サプリメント、各種セミナー、書籍などなど。 ある程度数が見込めるってんで、本が売れなくて困っている出版業界も一生懸命に「うつ」の本を企画する。 メンタル系の本は「よほ…

ミッション:汝の弱さを受け容れよ。

「自分の弱さを認める」のは難しい。 しかし、自分の弱さを受け容れられれば、それは自分の強みになる。 自分の弱さを認められないことが、その人の脆さに繋がる。 う〜ん、逆説的だが、そういうことだ。弱さがいけないワケではない。 認められないことが問…

「オープンダイアローグ」というやり方。

お薬無しで統合失調症の急性期に対処する方法。 「オープンダイアローグ」という言葉は、昨年の今頃、傾聴ボランティア講座でご一緒させていただいた女性から始めて聞いた。 精神保健福祉士でもある彼女が「今、学びたい技術」だと言っていた。 何でも、フィ…

「野の医者」とは何か?

調子は相変わらずスッキリしないけれども、難しくない本なら読み進められる。ありがたや。 『野の医者は笑う』東畑開人著 読了。 この本は、若き臨床心理士である著者が、沖縄を舞台に様々な「野の医者」の治療を受けまくり、それらの体験を心理学やらその他…

トラウマ経験者、ヨガへの偏見を克服する。

ヨガがストレスの軽減に良いらしい、ということは知識的には知っている。 ヨガで鬱を解消して、今は嘘のように元気だよ〜!というブログとかも読んだことがある。 だがしかし、これまでの経験から不幸なことに、あたくしはヨガにむちゃくちゃ偏見を持ってる…

カウンセラーの逆転移について理解を深める本。

逆転移とは、クライエントがカウンセラーに対してではなく、「逆」にカウンセラーがクライエントに対してある種の感情を抱くことです。そして、“ある種の感情”というのは転移の現象同様、親や配偶者など身近な人と感じている気持ちの投影であることが多いで…

カウンセリングを技芸(アート)と考える。

カウンセリング入門の本で、とてもユニークで面白くてオススメのがあります。 『技芸(アート)としてのカウンセリング入門』杉原保史著 ありがたいことに心理学の専門書や教科書ではなく、一般書として書かれた本です。よって、小難しい理論、専門用語は皆…

「敏感すぎる人」がいる。

「敏感すぎる人」のことをHSP(Highly Sensitive Person)と呼ぶらしい。 あたくしには、全般性不安神経症という病名がついているので、現在のパニック症状や鬱状態 神経質や心配性は、病気から来るものだと認識している。 それでも、何か参考になるんじゃな…

脳の汁とか電気的な瞬きとか。

晴れたり曇ったりのココロはいかに生まれるのか? ここ数年の読書傾向は、これまでの心理学系に加えて脳科学系の本が多くなった。多分、自身の病気を様々な角度で見たい、知りたいという心の現れだと思うのだけど、そうして出会った本の中で『フューチャー・…

頑張っているのに変わらない。何もしなくても変わる。

2〜3年位前になるのかな? 一時期、パニック症状や鬱を自力で解決しようと、かなり認知行動療法の本を読み漁っていたことがあります。 最も近年のあたくしの診断名は「全般性不安障害 (GAD)」で、文字通り、全てが!何となくモヤっと怖いという状態。(似…

いろいろなものを補うために瞑想合宿に行く。

あたくしの瞑想体験は、昨年の2016年秋、ヴィパッサナー瞑想の京都10日間合宿に参加から始まります。 瞑想は以下の理由から興味を持ちました。 気功が伸び悩み感があり、それは瞑想が足りないからかも。 鬱、パニックに瞑想が効くという説がある。 なので、…

カウンセリングの成否のカギは、受ける側が握っている!?

カウンセリングが失敗に終わりそうな予感がした時の、無駄な時間とお金を費やしたことへの後悔、思ったように上手くいかなかった怒り、まったく変わっていない自分への絶望感など、も〜半端ではありません。 過去に、パニックの予期不安を軽減させようと二人…